そのままの君がすきなんだってば!
『私は、お家柄や役職などで響さん
 を好きになったわけではありませ
 ん。響さんの全てを愛しています!
 …だから、本当のことを話してくれ
 て、本当にうれしかったです。

 だって、私たち恋人でしょう?
 将来、一生を共にするんです。

 隠し事はいけません!

 今は、響さんと本当に恋人に、
 というか距離が縮まって…
 安心しています。』

「杏さん…」


そっと、響さんの手に触れる。
すると、響さんは優しく握り返して
くれた。

「杏さん、すいませんでした…
 しらないうちに私はあなたを
 不安にさせていたんですね…

 でも、もう離しません!
 これからは私は本当にやりたいこと、
 DI:のKYOとして生きていきたい
 んです。それでもあなたは私と
 一生を共にしてくれますか?」


すこし不安そうな顔で響さんが聞いて
きた。

私の答えは…決まってるじゃない!!






もちろん、
『はい!』

 
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