そのままの君がすきなんだってば!

パーティー

久しぶりのパーティー。
人前に出るのは好きではないけれど、
華やかな服を着れるのが好き。
今日はどんなドレスにしようかな、
ピンク?水色?淡いイエローもいいな。
栗色の髪の毛をゆるく巻いて、
大好きなストロベリーの香水をつけて、
うん、決めた!今日は淡いイエローの
ドレスを着よう。
着替えてる途中、ふと華ちゃんの
言葉が浮かんだ。

「王子様見つけるぞ!」

ううん、王子様なんてそんな、
簡単にいないよね。うん。
準備に集中しよう!

「杏ちゃん、準備できた?」
お母さんが部屋にきた。
『うん!準備できたよ!』
「それじゃぁ、行きましょうか。」

「おお、二人とも綺麗だなー!」
「やだ、お父さんたら!」
ホント、いつまでたってもうちの
両親は仲いいよなー。
私も将来こんな夫婦になれたら
いいなって思うの。

「それじゃぁ、運転手さん。
 お願いしますね。」
車が走り出す。
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