女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「それ、今する質問じゃないだろ?」
「うっ、すみません」
彼の話しかけるなオーラが身体に突き刺さってくる。
静かすぎて、カチッカチッカチッという掛け時計の音が気になった。
あまりに静かだと昨夜部長に襲われた時のことを思い出す。
部長の酒臭い息。
グローブみたいな形をした大きな手が私の手首を掴んで……。
ドッドッドッと私の心臓の鼓動が音がとても大きく聞こえてきて、ますます目が冴えてきた。
これがフラッシュバックか。ダメだ。寝れない。
ムクッと起き上がったら、彼に「どうした?」と聞かれた。
玲人くんにこれ以上心配をかけちゃいけない。
「あの……眠れないから水でも飲んでくる。先に寝てていいよ」
玲人くんに悟られないようハハッと笑顔を作ってベッドを出ようとしたら、彼が手を伸ばしてきて私を抱き寄せた。
「それだと俺が落ち着いて眠れない」
私がまだ昨夜のことを引きずっているのがバレたのかと思ったけれど、彼は無表情でなにを考えているのかわからない。
身体が密着して、彼の心臓の音が聞こえてきた。
「うっ、すみません」
彼の話しかけるなオーラが身体に突き刺さってくる。
静かすぎて、カチッカチッカチッという掛け時計の音が気になった。
あまりに静かだと昨夜部長に襲われた時のことを思い出す。
部長の酒臭い息。
グローブみたいな形をした大きな手が私の手首を掴んで……。
ドッドッドッと私の心臓の鼓動が音がとても大きく聞こえてきて、ますます目が冴えてきた。
これがフラッシュバックか。ダメだ。寝れない。
ムクッと起き上がったら、彼に「どうした?」と聞かれた。
玲人くんにこれ以上心配をかけちゃいけない。
「あの……眠れないから水でも飲んでくる。先に寝てていいよ」
玲人くんに悟られないようハハッと笑顔を作ってベッドを出ようとしたら、彼が手を伸ばしてきて私を抱き寄せた。
「それだと俺が落ち着いて眠れない」
私がまだ昨夜のことを引きずっているのがバレたのかと思ったけれど、彼は無表情でなにを考えているのかわからない。
身体が密着して、彼の心臓の音が聞こえてきた。