女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「謝罪はいいから、デートして」
こういう場合、どう返事をすればいいのだろう。
相手は医師だし、恩もある。でも、私がデートしたいのは玲人くんだけ。
戸惑っていたら、田中さんがギロッと笠松先生を睨みつけた。
「笠間先生、受付でナンパするのやめてください」
彼女の睨みが利いたのか、笠松先生が私の手をパッと離した。
「やだなあ、真美ちゃん。ナンパじゃなく、真剣交際を申し込んでるんだよ」
苦笑いしながら弁解する彼を、田中さんが眉間にシワを寄せて追及する。
「昨日は、美人看護師を食事に誘ってましたが」
「そ、それはなにかのお礼じゃないかな。今日は本気だよ」
少し怯えながら答える笠松先生を玲人くんがトンと肘で突いて邪険に扱う。
「どうでもいい。笠松邪魔。お前のせいで五分無駄にした。優里、午前中は健診。仕事は午後からだ」
玲人くんの言葉に私がコクッと頷くと、横からまた笠松先生が目をキラキラさせながら口を挟んだ。
「おっ、じゃあ乳がんチェックは俺が」
「それは岸本先生に頼んである。女医だから心配しなくていい」
こういう場合、どう返事をすればいいのだろう。
相手は医師だし、恩もある。でも、私がデートしたいのは玲人くんだけ。
戸惑っていたら、田中さんがギロッと笠松先生を睨みつけた。
「笠間先生、受付でナンパするのやめてください」
彼女の睨みが利いたのか、笠松先生が私の手をパッと離した。
「やだなあ、真美ちゃん。ナンパじゃなく、真剣交際を申し込んでるんだよ」
苦笑いしながら弁解する彼を、田中さんが眉間にシワを寄せて追及する。
「昨日は、美人看護師を食事に誘ってましたが」
「そ、それはなにかのお礼じゃないかな。今日は本気だよ」
少し怯えながら答える笠松先生を玲人くんがトンと肘で突いて邪険に扱う。
「どうでもいい。笠松邪魔。お前のせいで五分無駄にした。優里、午前中は健診。仕事は午後からだ」
玲人くんの言葉に私がコクッと頷くと、横からまた笠松先生が目をキラキラさせながら口を挟んだ。
「おっ、じゃあ乳がんチェックは俺が」
「それは岸本先生に頼んである。女医だから心配しなくていい」