女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
でも、嫌じゃない。もっとしたいって思う。
 気持ちよくて……頭がふわふわしてきた。
 そのまま玲人くんのキスに応えていると、彼が突然私を抱き上げた。
「……え? なに?」
 少しボーッとしている頭で問うも、彼は答えず、私を抱き上げたまま寝室へ行く。
 その表情にはいつもの余裕がなかった。
 ベッドに下ろされたかと思ったら、彼もベッドに上がってきた。
 心臓はバクバク。
 今どういう状況にいるか、必死に理解しようとしていたら、彼が私を見据えて真剣な顔で問う。
「優里を抱きたい。いい?」
 その言葉にゴクッと唾を飲み込む。
 玲人くんは冗談を言う人ではない。本気だ。
 昔から彼のことが好きだったから、悩まずに答える。
「うん」
 ずっと思ってた。抱かれるなら玲人くんがいいって。
 その日が本当に来るなんて思わなかった。
 例え彼の酔狂だとしても、一夜限りでも……彼に抱かれたい。
「できるだけ優しくする」
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