女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 玲人くんは少し心を落ち着かせるようにスーッと息を吐くと、私の浴衣をはだけさせた。
 まだ下着はつけていいるけど、この状態でも恥ずかしい。
 緊張で心臓の鼓動が煩い。
 きっと彼にも聞こえているはず。
 玲人くんが私の身体をじっと見てきたので、彼に尋ねた。
「私……どうすればいい?」
「なにもしなくていい。ただ感じてくれれば」
 質問に答えながら彼は私の背中に腕を回して、ブラを難なく取り去る。
 胸が露わになると、恥ずかしくて咄嗟に手で隠した。
「私……ナイスバディーじゃないよ」
 身体は細身なのに胸が大きくてアンバランスなのがコンプレックスだった。
「ナイスバディーって、俺を笑わせにきてるの?」
 彼が真顔で確認してきたので、慌てて否定した。
「ち、違う。玲人くんをがっかりさせないかなって……」
 もうテンパってて自分でもなにを言っているのかわからない。
「色白だし、シミもなくて綺麗じゃないか。しかも、腰細くて胸だってある」
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