女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
玲人くんの声がしても、緊張で返事なんてできなかった。
内診が終わり、また服を来て診察室に戻るが、目の前に座る玲人くんを直視することはできなかった。
玲人くんがエコーの写真を見ながら診断結果を説明する。
「子宮がちょっと腫れている。ストレスかなにかの原因で出血してるのかもしれない。薬出すから様子見て。あと、子宮頸癌の結果は一週間後にわかるからまた来て……って聞いてる?」
彼の視線を強く感じたが、両手で顔を覆ってぼやいた。
「もうお嫁にいけない」
「なにを大袈裟な。俺はただ診察しただけだけど」
呆れ顔で言う彼を指の隙間から覗き見て、恨みがましく文句を言った。
「だって……だって……ああ、なんで慶子さんじゃないの」
自分でも子供じみたことをしていると思うけど、肉体的にも精神的にも疲れて自分の感情をコントロールできなくなっていた。
半泣きになっている私に看護師さんが同情する。
「玲人先生、若い子に婦人科の内診はなかなかハードル高いんですよ。しかも、玲人先生ですからねえ」
内診が終わり、また服を来て診察室に戻るが、目の前に座る玲人くんを直視することはできなかった。
玲人くんがエコーの写真を見ながら診断結果を説明する。
「子宮がちょっと腫れている。ストレスかなにかの原因で出血してるのかもしれない。薬出すから様子見て。あと、子宮頸癌の結果は一週間後にわかるからまた来て……って聞いてる?」
彼の視線を強く感じたが、両手で顔を覆ってぼやいた。
「もうお嫁にいけない」
「なにを大袈裟な。俺はただ診察しただけだけど」
呆れ顔で言う彼を指の隙間から覗き見て、恨みがましく文句を言った。
「だって……だって……ああ、なんで慶子さんじゃないの」
自分でも子供じみたことをしていると思うけど、肉体的にも精神的にも疲れて自分の感情をコントロールできなくなっていた。
半泣きになっている私に看護師さんが同情する。
「玲人先生、若い子に婦人科の内診はなかなかハードル高いんですよ。しかも、玲人先生ですからねえ」