女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 少しギョッとした顔をする彼に、ニコッと笑いながら返す。
「なんか……感動しちゃって。初めてが玲人くんで嬉しい」
「初めてだけじゃない。全部俺がもらうから」
 真剣な顔でそう告げて彼は腰を打ち付けてくる。
 まるで他の奴には渡さないって言っているかのよう。
 普段冷静な彼が髪を乱して私を求めている。
 もう痛みはない。
 彼が与える快感に身を委ね、一緒に上りつめていく。
 クライマックスに達すると、全身から力が抜けた。
 酸欠状態で、意識が朦朧とする。
 これは夢なんじゃないか……。
 そう思うと同時に記憶がプチッと途切れた。
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