女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
13,この笑顔をずっと守っていこう ― 玲人side
「手術は無事に終わりました。腫瘍は全部取り除きましたし、術後の経過がよければ二週間前後で退院できるでしょう」
手術室を出ると、近くのソファに座っていた健くんのご両親に手術成功の報告をする。
「先生……ありがとうございます」
目に涙を浮かべながら礼を言うご両親を見て、こちらもホッと胸を撫で下ろした。
「あと十五分くらいで目が覚めると思います。そばにいてあげてください」
優しく微笑んで医局に行き、スクラブからシャツに着替えて白衣を着る。
腕時計をはめ、時間をチラッと見ると、午後六時過ぎだった。
優里は仕事終わったか。
きっと健くんの手術が心配でやきもきしているに違いない。
スマホを白衣のポケットから出して、優里にメッセージを送る。
【健くんの手術無事に終わった】
ちょうどスマホを見ていたのかすぐに既読がつき、彼女が【よかった】と絵文字スタンプを送ってきた。
そのスタンプを見てフッと微笑むと、スマホをポケットに突っ込む。
手術室を出ると、近くのソファに座っていた健くんのご両親に手術成功の報告をする。
「先生……ありがとうございます」
目に涙を浮かべながら礼を言うご両親を見て、こちらもホッと胸を撫で下ろした。
「あと十五分くらいで目が覚めると思います。そばにいてあげてください」
優しく微笑んで医局に行き、スクラブからシャツに着替えて白衣を着る。
腕時計をはめ、時間をチラッと見ると、午後六時過ぎだった。
優里は仕事終わったか。
きっと健くんの手術が心配でやきもきしているに違いない。
スマホを白衣のポケットから出して、優里にメッセージを送る。
【健くんの手術無事に終わった】
ちょうどスマホを見ていたのかすぐに既読がつき、彼女が【よかった】と絵文字スタンプを送ってきた。
そのスタンプを見てフッと微笑むと、スマホをポケットに突っ込む。