聖母のマリ子
新婚初夜
熱血侍女はどうやら王宮の人だったらしい。
本日4度目の登場となる彼女の名前はペネロペさんといって、今日からジュリアと共に私のお世話をしてくれるらしく、コルセットを外した後で改めて挨拶をしてくれた。
「マリコ様、今日は一日お疲れ様でございました。改めまして、今日からマリコ様の専属侍女として仕えさせて頂きます、ペネロペ・オベリクスと申します。私のことはペニーとお呼び下さい」
「そうだったんですね。今日は本当にお世話になりました。これからもよろしくお願いしますね、ペニー」
「はい!では早速ですが、夜の仕度に取りかからせて頂きますね!」
既に遅い時間だったのでいつものように魔法で色々済ませるのかと思いきや、朝と同様にお風呂の準備が整えられていた。
「今日は新婚初夜ですよ!?手抜きなんて許されるはずがありません!」
ペニーも早朝から働いているはずなのに、何故こんなにも元気なのだろうか‥‥私には抵抗する力すら残っていないというのに‥‥
私がうとうとしている間に体が綺麗に洗われて軽くマッサージを受けた後、気づけば透け透けの初夜初夜しい、所謂ベビードールを着せられていた。
うわーまじかー‥‥とは思ったが、やはり抵抗する余力はなく、とどめでジュリアに回復魔法をかけられ寝室へと送り込まれてしまった。
当然そこにはエドが待ち構えており‥‥
「マリコ‥‥待っていたよ‥‥」
と、ピンクオーラ全開で出迎えられた。
もうすぐ日付が変わる時間、もしかしたら眠らせてもらえるかも‥‥という甘い考えは当然のように裏切られ、私は悟りの境地に至った。
いや、知ってたよ。初夜を飛ばせるはずがないことなんてわかりきっていたよ。ここまでの流れで、そんな要素は1ミリたりともなかったしね。
よし。こうなったら、サクッと終わらせて少しでも早く眠らせてもらおう。
大丈夫。だって私は出産まで終えている経験者なのだ。この世界の閨の教本だって読みこんであるし、予習は完璧。エロい衣装で戦闘力も増し増しだ。
‥‥‥‥ところが、想定外の出来事に次々と襲われて、私の予測は外れ続ける。
大前提として、私はエドが18歳だからと侮り過ぎていた。ピンクオーラを纏った彼は私の想像を遥かに越える戦闘力を持っていたのだ。
私の透け透け衣装なんて所詮ハリボテ‥‥エドから溢れ出るエロいオーラは、最早要塞そのものだった。
本日4度目の登場となる彼女の名前はペネロペさんといって、今日からジュリアと共に私のお世話をしてくれるらしく、コルセットを外した後で改めて挨拶をしてくれた。
「マリコ様、今日は一日お疲れ様でございました。改めまして、今日からマリコ様の専属侍女として仕えさせて頂きます、ペネロペ・オベリクスと申します。私のことはペニーとお呼び下さい」
「そうだったんですね。今日は本当にお世話になりました。これからもよろしくお願いしますね、ペニー」
「はい!では早速ですが、夜の仕度に取りかからせて頂きますね!」
既に遅い時間だったのでいつものように魔法で色々済ませるのかと思いきや、朝と同様にお風呂の準備が整えられていた。
「今日は新婚初夜ですよ!?手抜きなんて許されるはずがありません!」
ペニーも早朝から働いているはずなのに、何故こんなにも元気なのだろうか‥‥私には抵抗する力すら残っていないというのに‥‥
私がうとうとしている間に体が綺麗に洗われて軽くマッサージを受けた後、気づけば透け透けの初夜初夜しい、所謂ベビードールを着せられていた。
うわーまじかー‥‥とは思ったが、やはり抵抗する余力はなく、とどめでジュリアに回復魔法をかけられ寝室へと送り込まれてしまった。
当然そこにはエドが待ち構えており‥‥
「マリコ‥‥待っていたよ‥‥」
と、ピンクオーラ全開で出迎えられた。
もうすぐ日付が変わる時間、もしかしたら眠らせてもらえるかも‥‥という甘い考えは当然のように裏切られ、私は悟りの境地に至った。
いや、知ってたよ。初夜を飛ばせるはずがないことなんてわかりきっていたよ。ここまでの流れで、そんな要素は1ミリたりともなかったしね。
よし。こうなったら、サクッと終わらせて少しでも早く眠らせてもらおう。
大丈夫。だって私は出産まで終えている経験者なのだ。この世界の閨の教本だって読みこんであるし、予習は完璧。エロい衣装で戦闘力も増し増しだ。
‥‥‥‥ところが、想定外の出来事に次々と襲われて、私の予測は外れ続ける。
大前提として、私はエドが18歳だからと侮り過ぎていた。ピンクオーラを纏った彼は私の想像を遥かに越える戦闘力を持っていたのだ。
私の透け透け衣装なんて所詮ハリボテ‥‥エドから溢れ出るエロいオーラは、最早要塞そのものだった。