ひとたらしどうし
そんな、素直になった私に、は。


大きなご褒美が待っていた。


繋がった、てのひらと、


重なる、くちびるの、熱。


これが現実なのか、夢の中なのかわからなくなるくらいの、シアワセ。


今までのマイナスな感情をすべて、払拭してくれる、叶夢さんからのくちづけ。


リップノイズ。


絡まる、舌。


ふたりだけの空間では、羞恥心など、いらない。


ただただ、ふたりでいられる"いま"に、酔う。


ここはひたすら、に。


シアワセな空間、だ。




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