ひとたらしどうし
叶夢さんからのキスの嵐に、されるがままの私。


でも、私もココロから欲しているのだ、叶夢さんを。


私をソファーに下ろした、叶夢さん。


向い合わせで、再度、キスをする。


私の差し出した舌は、叶夢さんの舌に絡めとられる。


激しくなるリップノイズと、堪えきれない自分の声。


「もっともっと聞かせて?」


キスの合間に差し込まれた、叶夢さんからのそんなコトバに反応するように、とまらない、声。




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