ひとたらしどうし
その、瞬間にはもう、私のくちびるにやさしく触れる、叶夢さんのくちびる。
「このタイミングで目を閉じるなんて、策士だな。策士」
このー。
なんて、こつん、と、私のおでこにおでこを当てた、叶夢さん。
「…だって、叶夢さんに触れられたら、それだけでなんか、変な気持ちに…」
「…だめだめだめだめだめだめ…!!ちょ、ちょっと勘弁して!そんなことつらっと言われたら、オレのほうが我慢できなくなるから!!」
ふたりきりのベッドの中で、向き合って見つめ合う。
・
「このタイミングで目を閉じるなんて、策士だな。策士」
このー。
なんて、こつん、と、私のおでこにおでこを当てた、叶夢さん。
「…だって、叶夢さんに触れられたら、それだけでなんか、変な気持ちに…」
「…だめだめだめだめだめだめ…!!ちょ、ちょっと勘弁して!そんなことつらっと言われたら、オレのほうが我慢できなくなるから!!」
ふたりきりのベッドの中で、向き合って見つめ合う。
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