嘘つき令嬢は多情な侯爵様に、真実の愛を囁きたい
ファンタジー
完
0
ネコ山田/著
- 作品番号
- 1705730
- 最終更新
- 2023/08/31
- 総文字数
- 2,710
- ページ数
- 4ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 72
- いいね数
- 0
貧しい伯爵家令嬢セイラに、歳の離れた成金商家の後妻となる縁談が持ちあがる。結婚すれば商家への多額のツケは帳消しとなると聞き、両親は大喜び(父親と義母)。けれど先方が欲しいのはセイラが持つ伯爵令嬢という肩書だけ。それは完全なる政略結婚だった。
主人の横暴さを嘆く乳母や、怒る幼馴染みの子爵令息ダニーを宥めるセイラだが、そんな彼女にもたった一つ夢があった。
「一度でいいから素敵な恋愛をしてみたい」
そんな思いで初めて忍び込んだ舞踏会で、セイラは運命的な出逢いをする。人混みに酔い庭園で休んでいたセイラが男に絡まれていた所を美麗な紳士が助けてくれたのだ。
「この方に、私の最初で最後の恋を捧げたい!」
しかしその相手とは遊び慣れた婦人としか火遊びをしないと公言する悪名高き放蕩侯爵、ジルベルト・マンチェスター(以下侯爵)のことだった。
友人や家のメイド達の助けを借り、なんとか侯爵に近づいては必死に恋愛豊富な令嬢ぶるセイラ。
そんな彼女に侯爵も次第に興味を抱きだす。
ある日セイラの元に「駆け落ちしよう」と意を決したダニーがやってくる。しかし「貴方に迷惑はかけられない」と、それを断る。
ダニーは侯爵の元を訪れ「遊びならセイラにちょっかい出すのはやめてほしい」と言い、セイラの本当の境遇を話す。
必死に嘘をつき、背伸びしてまで自分に近づこうとした彼女がいじらしくなり、興味本位から本気の恋情になっていた事に気づく侯爵。
彼女と真摯に向き合おうと決意するも、ダニーから「一途な彼女に、自分が相応しい相手だと思っているのか?」と問われてしまう。
過去の行いを悔やむ侯爵は清らかな彼女に手を出す権利がないと思い込み「嘘はバレた」と、わざと冷たくセイラをあしらいダニーの元に行くよう突き放す。
後日酒場でやけ酒を煽る侯爵の元に、ダニーが再度訪れる。
「駆け落ちしようと散々口説いたが結局振られてしまった。結局愛より金を取った女なのだ」
彼女はそんな女ではない。カッとなって殴りかかる侯爵にダニーは捨て台詞を吐く。
「今頃教会で式を上げてるのでは?奪いとるなら今ですよ」
教会へ急ぐ侯爵。そこには祈りを捧げるセイラの姿。
セイラは結婚はせずに修道院に入ると宣言し、協会へと一時的に身をおいていたのだった。
「嘘つきでもなんでも、とにかく君が好きなんだ」と、侯爵は告白をする。
二人は抱き合い気持ちを確かめ合う。
主人の横暴さを嘆く乳母や、怒る幼馴染みの子爵令息ダニーを宥めるセイラだが、そんな彼女にもたった一つ夢があった。
「一度でいいから素敵な恋愛をしてみたい」
そんな思いで初めて忍び込んだ舞踏会で、セイラは運命的な出逢いをする。人混みに酔い庭園で休んでいたセイラが男に絡まれていた所を美麗な紳士が助けてくれたのだ。
「この方に、私の最初で最後の恋を捧げたい!」
しかしその相手とは遊び慣れた婦人としか火遊びをしないと公言する悪名高き放蕩侯爵、ジルベルト・マンチェスター(以下侯爵)のことだった。
友人や家のメイド達の助けを借り、なんとか侯爵に近づいては必死に恋愛豊富な令嬢ぶるセイラ。
そんな彼女に侯爵も次第に興味を抱きだす。
ある日セイラの元に「駆け落ちしよう」と意を決したダニーがやってくる。しかし「貴方に迷惑はかけられない」と、それを断る。
ダニーは侯爵の元を訪れ「遊びならセイラにちょっかい出すのはやめてほしい」と言い、セイラの本当の境遇を話す。
必死に嘘をつき、背伸びしてまで自分に近づこうとした彼女がいじらしくなり、興味本位から本気の恋情になっていた事に気づく侯爵。
彼女と真摯に向き合おうと決意するも、ダニーから「一途な彼女に、自分が相応しい相手だと思っているのか?」と問われてしまう。
過去の行いを悔やむ侯爵は清らかな彼女に手を出す権利がないと思い込み「嘘はバレた」と、わざと冷たくセイラをあしらいダニーの元に行くよう突き放す。
後日酒場でやけ酒を煽る侯爵の元に、ダニーが再度訪れる。
「駆け落ちしようと散々口説いたが結局振られてしまった。結局愛より金を取った女なのだ」
彼女はそんな女ではない。カッとなって殴りかかる侯爵にダニーは捨て台詞を吐く。
「今頃教会で式を上げてるのでは?奪いとるなら今ですよ」
教会へ急ぐ侯爵。そこには祈りを捧げるセイラの姿。
セイラは結婚はせずに修道院に入ると宣言し、協会へと一時的に身をおいていたのだった。
「嘘つきでもなんでも、とにかく君が好きなんだ」と、侯爵は告白をする。
二人は抱き合い気持ちを確かめ合う。
- あらすじ
- ファンタジープロット部門に応募しております
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…