誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
蓮の気持ち
近付けたような気持ちでいたのに、まだまだ心菜の心は遠い。
分かってるつもりだった。
彼女は若い、全てはこれからだ。
恋も仕事も夢も始まったばかりだ…
やりたい事、なりたい自分、夢に向かって突き進んでいる最中だ。
希望に満ち溢れ、輝いている彼女は綺麗だ。
きっと、俺なんかよりもっと楽に、周りからも祝福されるような恋愛が出来たはず。
例えば…
職場で出会って、悩みを聞いて慰めて励ましてもらえるような…そんな男の方が幸せなんじゃないだろうか。
そう思うと、彼女の自由を俺が奪っているのかもしれない。
だけど、今更手離せやしない。
出来れば彼女の全てを知る男は俺だけでいたい。最初で最後の男でありたいと思ってしまう。
シャワーを浴びながら、
俺は仄暗い気持ちを深くに沈めてひた隠す。
愛しているだけでは駄目なんだと…
側にいたいだけではいけないんだと思い始める。
俺が有名人じゃ無かったら、普通の会社員だったなら、もっと彼女の心を簡単に手に入れられたのだろうか?
モヤモヤとしたこの気持ちを振り払うように、冷たい水を浴び身支度を整える。
分かってるつもりだった。
彼女は若い、全てはこれからだ。
恋も仕事も夢も始まったばかりだ…
やりたい事、なりたい自分、夢に向かって突き進んでいる最中だ。
希望に満ち溢れ、輝いている彼女は綺麗だ。
きっと、俺なんかよりもっと楽に、周りからも祝福されるような恋愛が出来たはず。
例えば…
職場で出会って、悩みを聞いて慰めて励ましてもらえるような…そんな男の方が幸せなんじゃないだろうか。
そう思うと、彼女の自由を俺が奪っているのかもしれない。
だけど、今更手離せやしない。
出来れば彼女の全てを知る男は俺だけでいたい。最初で最後の男でありたいと思ってしまう。
シャワーを浴びながら、
俺は仄暗い気持ちを深くに沈めてひた隠す。
愛しているだけでは駄目なんだと…
側にいたいだけではいけないんだと思い始める。
俺が有名人じゃ無かったら、普通の会社員だったなら、もっと彼女の心を簡単に手に入れられたのだろうか?
モヤモヤとしたこの気持ちを振り払うように、冷たい水を浴び身支度を整える。