誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
ピンポン
チャイムが鳴り、マネージャーの迎えを知らせる。
「じゃあ。ゆっくりしていけばいいから。」
彼女の頭にポンと触れ、立ち上がる。
そういえばと思い、引き出しから1枚の封筒を持って来て手渡す。
「これ、コンサートチケット。2枚あるから誰と来る?」
まだぽわんとしている彼女の頬を撫ぜ、こっちに目線を向かせる。
「えっと…兄と来ようかと。」
ぼぉーっとした頭で心菜が答える。
お兄さん…会ってみたいな。
心菜の身内にだけは俺の存在を知っていて貰いたいと言う思いもある。
それだけ真剣に考えていると心菜にも、家族にも分かっていて欲しい。
「じゃあ、またな。」
額にキスを落とし、離れ難たいが振り切るように部屋を出る。
ハッと我に戻ったのか、心菜が玄関まで追いかけて来る。
「行ってらっしゃい。あの、日持ちするお惣菜作り置きして冷蔵庫に入れて置くので、食べてくださいね。」
満面の笑みで見送ってくれる。
思わず抱きしめ、
「行ってきます。」
と、唇にキスを落とす。
チャイムが鳴り、マネージャーの迎えを知らせる。
「じゃあ。ゆっくりしていけばいいから。」
彼女の頭にポンと触れ、立ち上がる。
そういえばと思い、引き出しから1枚の封筒を持って来て手渡す。
「これ、コンサートチケット。2枚あるから誰と来る?」
まだぽわんとしている彼女の頬を撫ぜ、こっちに目線を向かせる。
「えっと…兄と来ようかと。」
ぼぉーっとした頭で心菜が答える。
お兄さん…会ってみたいな。
心菜の身内にだけは俺の存在を知っていて貰いたいと言う思いもある。
それだけ真剣に考えていると心菜にも、家族にも分かっていて欲しい。
「じゃあ、またな。」
額にキスを落とし、離れ難たいが振り切るように部屋を出る。
ハッと我に戻ったのか、心菜が玄関まで追いかけて来る。
「行ってらっしゃい。あの、日持ちするお惣菜作り置きして冷蔵庫に入れて置くので、食べてくださいね。」
満面の笑みで見送ってくれる。
思わず抱きしめ、
「行ってきます。」
と、唇にキスを落とす。