誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
心菜は少し考える。
「昨日の蓮さん凄くカッコよくて…ファンからキャーキャー言われてて、お水を飲むだけで歓声が湧き起こるんです。
凄いなって…
私が、そんな蓮さんを独り占めするのは、おこがましいなって思ってしまったんですけど…。」
そこまで話して心菜はひと息吐く。
「だけど…アンコールの時の話しとか、新曲を聴いて、蓮さんが私の事、私以上によく見てて思ってくれてるんだって、分かって嬉しかったです。」
「そうだ。彼女である前に、俺は心菜を人間として尊敬している。
誰よりも他人の命を助ける為に毎日精一杯、身を粉にして働いている。
時に救えなかった命を思って涙したり、反省したりしながら、それでも逃げずに立ち向かって行く。
そんな心菜を俺の方が…カッコいいなと思って応援しているんだ。」
「ありがとうございます。蓮さんがそう言ってくれたから、改めて、新たな気持ちで仕事と向き合えそうです。」
そこまで言って心菜がにこりと笑いながら、泣き始める。
「…ごめんなさい、すぐ泣くの、子供っぽいですよね。」
ゴシゴシと涙を拭いて、涙を無理矢理止めようとする。
その手をやんわりと蓮が掴んで止める。
「子供っぽいなんて思ってない。
心菜は感受性が強いから、感情が大きく振れ易いんだ。それに、優しいから他人の心に敏感だし同調しやすい。
俺はそう言う感情が薄いから、そうやって泣いてくれると同調出来て嬉しいよ。」
「面倒…臭く無い、ですか?」
「何で?コンサート感動してくれたんだろ。嬉しいに決まってる。
それに、悲しい時や辛い時は俺の側で泣いて欲しい。心菜の全て受け止めたいんだ。」
そう言って、心菜の頬に流れた涙をペロリと舐める。
「やっ…ダメ……蓮さん、シャワー…してないから……ダメッ…。」
何とか心菜は抗うが、蓮は唇にキスまでしてくる。
しかも唇を強引に割って入って来ようとするから、堪らず蓮の頬を両手で挟み抗議する。
「ダメってば!…シャワー入って無いから汚いよ…。」
心菜は怒っているのに蓮は何故か嬉しそうだ。
「…もう、意地悪しないで。」
「汚くなんかない。むしろこの方が心菜の匂いが強くて、興奮する。」
心菜が必死で止めるのも聞かないで、首筋を舐めるから堪らず心菜は蓮の腕から逃げる。
部屋の隅まで走って言って、あっ、私下着姿だ!と気付いて慌ててしゃがみ込む。
「ハハハッ。威嚇する猫みたいだ。」
と、蓮はベッドから起き上がり、自分の着てるスウェットを脱いで、心菜にスポット着せる。
「ごめん、からかって。心菜の敬語が取れたから嬉しかったんだ。」
満面の笑顔でそう言う。
心菜はホッとした顔で蓮を見上げる。
「シャワー行っておいで。
心菜の話しまだ半分も聞いてないから待ってるよ。」
そう言って心菜を安心させる。
「昨日の蓮さん凄くカッコよくて…ファンからキャーキャー言われてて、お水を飲むだけで歓声が湧き起こるんです。
凄いなって…
私が、そんな蓮さんを独り占めするのは、おこがましいなって思ってしまったんですけど…。」
そこまで話して心菜はひと息吐く。
「だけど…アンコールの時の話しとか、新曲を聴いて、蓮さんが私の事、私以上によく見てて思ってくれてるんだって、分かって嬉しかったです。」
「そうだ。彼女である前に、俺は心菜を人間として尊敬している。
誰よりも他人の命を助ける為に毎日精一杯、身を粉にして働いている。
時に救えなかった命を思って涙したり、反省したりしながら、それでも逃げずに立ち向かって行く。
そんな心菜を俺の方が…カッコいいなと思って応援しているんだ。」
「ありがとうございます。蓮さんがそう言ってくれたから、改めて、新たな気持ちで仕事と向き合えそうです。」
そこまで言って心菜がにこりと笑いながら、泣き始める。
「…ごめんなさい、すぐ泣くの、子供っぽいですよね。」
ゴシゴシと涙を拭いて、涙を無理矢理止めようとする。
その手をやんわりと蓮が掴んで止める。
「子供っぽいなんて思ってない。
心菜は感受性が強いから、感情が大きく振れ易いんだ。それに、優しいから他人の心に敏感だし同調しやすい。
俺はそう言う感情が薄いから、そうやって泣いてくれると同調出来て嬉しいよ。」
「面倒…臭く無い、ですか?」
「何で?コンサート感動してくれたんだろ。嬉しいに決まってる。
それに、悲しい時や辛い時は俺の側で泣いて欲しい。心菜の全て受け止めたいんだ。」
そう言って、心菜の頬に流れた涙をペロリと舐める。
「やっ…ダメ……蓮さん、シャワー…してないから……ダメッ…。」
何とか心菜は抗うが、蓮は唇にキスまでしてくる。
しかも唇を強引に割って入って来ようとするから、堪らず蓮の頬を両手で挟み抗議する。
「ダメってば!…シャワー入って無いから汚いよ…。」
心菜は怒っているのに蓮は何故か嬉しそうだ。
「…もう、意地悪しないで。」
「汚くなんかない。むしろこの方が心菜の匂いが強くて、興奮する。」
心菜が必死で止めるのも聞かないで、首筋を舐めるから堪らず心菜は蓮の腕から逃げる。
部屋の隅まで走って言って、あっ、私下着姿だ!と気付いて慌ててしゃがみ込む。
「ハハハッ。威嚇する猫みたいだ。」
と、蓮はベッドから起き上がり、自分の着てるスウェットを脱いで、心菜にスポット着せる。
「ごめん、からかって。心菜の敬語が取れたから嬉しかったんだ。」
満面の笑顔でそう言う。
心菜はホッとした顔で蓮を見上げる。
「シャワー行っておいで。
心菜の話しまだ半分も聞いてないから待ってるよ。」
そう言って心菜を安心させる。