誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
「心菜、今日はどこかに出かけるよう。どこか行きたい所はあるか?」
風呂上がりに待っていたかのように蓮がそう言う。
「朝食じゃなくて?」
「たまには一緒に出かけたい。どこ行く?遠出でもいい。」
突然の申し出に心菜は戸惑いながらも考える。
1番行きたい所…
「…水族館…、家族で最後に行った思い出の場所…。」
「場所はどこ?」
心菜はスマホを持って来て蓮に見せる。
「この水族館です。ここに行った帰りに…事故にあって…楽しかった思い出が…辛い記憶になってしまったんですけど、蓮さんと行ったらきっと上書き出来そう。」
「分かった、ここに行こう。」
蓮は優しく心菜の頬を撫でる。
「あっ!伝え忘れてました。私、明日もお休み頂けました。」
心菜が思い出したように言う。
「そうか。じゃあ、せっかくだから泊まりにしよう。」
「えっ!?今から宿見つかりますか?」
突然の決定にびっくりする。
「心菜、敬語禁止忘れてる。」
そう言って、唇に深いキスを落とす。
「……っん……。」
不意にされて心菜の心臓は跳ねる。
朝から濃厚な口付けをされ、身体の力が抜けて座り込みそうになる。
そんな心菜を、蓮は抱き上げソファには座らせてくれる。
「じゃあ、心菜は荷物詰めて。俺は宿を予約する。」
こくんと頷き、ボーっとする頭を無理矢理動かし、寝室に行き荷造りを始める。
風呂上がりに待っていたかのように蓮がそう言う。
「朝食じゃなくて?」
「たまには一緒に出かけたい。どこ行く?遠出でもいい。」
突然の申し出に心菜は戸惑いながらも考える。
1番行きたい所…
「…水族館…、家族で最後に行った思い出の場所…。」
「場所はどこ?」
心菜はスマホを持って来て蓮に見せる。
「この水族館です。ここに行った帰りに…事故にあって…楽しかった思い出が…辛い記憶になってしまったんですけど、蓮さんと行ったらきっと上書き出来そう。」
「分かった、ここに行こう。」
蓮は優しく心菜の頬を撫でる。
「あっ!伝え忘れてました。私、明日もお休み頂けました。」
心菜が思い出したように言う。
「そうか。じゃあ、せっかくだから泊まりにしよう。」
「えっ!?今から宿見つかりますか?」
突然の決定にびっくりする。
「心菜、敬語禁止忘れてる。」
そう言って、唇に深いキスを落とす。
「……っん……。」
不意にされて心菜の心臓は跳ねる。
朝から濃厚な口付けをされ、身体の力が抜けて座り込みそうになる。
そんな心菜を、蓮は抱き上げソファには座らせてくれる。
「じゃあ、心菜は荷物詰めて。俺は宿を予約する。」
こくんと頷き、ボーっとする頭を無理矢理動かし、寝室に行き荷造りを始める。