誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
蓮の思い
(蓮side)
あの日はいつものように歌番組の生放送が終わり、急ぎ自宅へと向かった。
玄関の鍵を開け中に入り、だけどいつもと何が違う…空気を感じた。
部屋に電気がついていない事、心菜の靴が無い事に気付いた。
買い物に行ったのだろうか…
人知れず胸騒ぎを覚え、足速にリビングに急ぐが頭が現状について行けず、ただ心臓が嫌な音を立てて俺を追い立てた。
リビングのドアを開け明かりを付けた時、
部屋に暖かさが無い事に、こんなにも恐怖に思えるなんて…しばらく足が動かずその場に佇んだ。
静かに彼女の名を呼び辺りを見渡す。
返事が返って来る事は無く、恐る恐る足を進める。
ダイニングテーブルに置かれている物が目に入り、その瞬間…
足元がガラガラと音を立てて崩れて始めた。
なぜ?何故こうなった…?
あの夜の事を思い出し、今も自分に自問自答する。
心菜は突然、俺の前から消えてしまった。
テーブルに残されていたのは、彼女のスマホとクリスマスに渡したプレゼントのネックレス、そして1通の手紙。
それとは逆に…
夜食が並べられていた。
あの日はいつものように歌番組の生放送が終わり、急ぎ自宅へと向かった。
玄関の鍵を開け中に入り、だけどいつもと何が違う…空気を感じた。
部屋に電気がついていない事、心菜の靴が無い事に気付いた。
買い物に行ったのだろうか…
人知れず胸騒ぎを覚え、足速にリビングに急ぐが頭が現状について行けず、ただ心臓が嫌な音を立てて俺を追い立てた。
リビングのドアを開け明かりを付けた時、
部屋に暖かさが無い事に、こんなにも恐怖に思えるなんて…しばらく足が動かずその場に佇んだ。
静かに彼女の名を呼び辺りを見渡す。
返事が返って来る事は無く、恐る恐る足を進める。
ダイニングテーブルに置かれている物が目に入り、その瞬間…
足元がガラガラと音を立てて崩れて始めた。
なぜ?何故こうなった…?
あの夜の事を思い出し、今も自分に自問自答する。
心菜は突然、俺の前から消えてしまった。
テーブルに残されていたのは、彼女のスマホとクリスマスに渡したプレゼントのネックレス、そして1通の手紙。
それとは逆に…
夜食が並べられていた。