誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
蓮は薄暗い病院の廊下を早歩きで病室に向かいながら、すれ違う看護師に目を向け、注意深く田中看護師長を探す。
きっと彼女なら何か知ってる筈だ。
龍二が一階のコンビニで足を止める。
「時間が無くて手土産買えなかったんだよね。ちょっと何か買って来る。」
そう言って、店に入って行ってしまう。
「おい、あんまり時間ないぞ。」
こう言うところマイペースで良くも悪くも、あいつも御曹司だよなと思う。
腕を組み廊下の壁にもたれ掛かりながら、コンビニに集まる人に何となく目をやる。
あれ?あの人……。
心菜にちょっかい出してた山田医師じゃないか?
その隣…田中看護師長⁉︎
そう思った途端、躊躇なく足が動く。
きっと彼女なら何か知ってる筈だ。
龍二が一階のコンビニで足を止める。
「時間が無くて手土産買えなかったんだよね。ちょっと何か買って来る。」
そう言って、店に入って行ってしまう。
「おい、あんまり時間ないぞ。」
こう言うところマイペースで良くも悪くも、あいつも御曹司だよなと思う。
腕を組み廊下の壁にもたれ掛かりながら、コンビニに集まる人に何となく目をやる。
あれ?あの人……。
心菜にちょっかい出してた山田医師じゃないか?
その隣…田中看護師長⁉︎
そう思った途端、躊躇なく足が動く。