誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
そんな事になっているとは何も知らず、心菜は夢の中。
「……うんっ…。」
と小さく言って寝返りをする。
簡易的なソファベッドだから幅も狭くて、今にも落ちそうだ。
それに気付いた蓮が駆け寄るが、まだまだ正常では無い手足が邪魔をして思うようには行かない。
どうするか…。
少し悩んで仕方なく、自分の使っている枕を当てがいこれ以上隅に来るのを妨げる。
こっちの気も知らないで…スヤスヤ眠り続ける心菜を見つめる。
眠ると普段よりあどけなく見える。
心菜の顔にかかる横髪をそっと避けて耳にかける。
それだけで、よく分からない感情が押し寄せてもっと彼女に触れたくなる。
ダメだ、触れてはいけない。
寸前のところで何とか気持ちを制御して手を止める。
彼女とは、生きる場所が違うのだ。
俺が彼女の生きる道を踏みにじってはいけない。唇を噛み締め蓮は気持ちを制御する。
こういう時は、そうだな……曲でも作るか。
仕事に没頭してしまえば要らぬ雑念は捨て去られるだろう。そう思いベッドに戻りタブレットを開いて作曲に無理矢理没頭する。
「……うんっ…。」
と小さく言って寝返りをする。
簡易的なソファベッドだから幅も狭くて、今にも落ちそうだ。
それに気付いた蓮が駆け寄るが、まだまだ正常では無い手足が邪魔をして思うようには行かない。
どうするか…。
少し悩んで仕方なく、自分の使っている枕を当てがいこれ以上隅に来るのを妨げる。
こっちの気も知らないで…スヤスヤ眠り続ける心菜を見つめる。
眠ると普段よりあどけなく見える。
心菜の顔にかかる横髪をそっと避けて耳にかける。
それだけで、よく分からない感情が押し寄せてもっと彼女に触れたくなる。
ダメだ、触れてはいけない。
寸前のところで何とか気持ちを制御して手を止める。
彼女とは、生きる場所が違うのだ。
俺が彼女の生きる道を踏みにじってはいけない。唇を噛み締め蓮は気持ちを制御する。
こういう時は、そうだな……曲でも作るか。
仕事に没頭してしまえば要らぬ雑念は捨て去られるだろう。そう思いベッドに戻りタブレットを開いて作曲に無理矢理没頭する。