誰にも言えない秘密の恋をしました (君にこの唄を捧ぐ)
一階にあるコンビニへ降りると、数人の客が見える。
イートインコーナーには入院患者も含めてざっと10人程はいる。
大丈夫だろうか?
心菜は自分の事のようにドキドキしてしまう。
それなのに当の本人は涼しい顔で、カゴを取りどんどん買い物を始めてしまう。
心菜を振り返って手招きまでして来るから、慌てて駆け寄りカゴを奪おうとする。
「私がカゴを持ちます。これじゃどっちが患者か分からなくなります。」
「駄目だ、俺が持つ。外出はリハビリも兼ねてるんだから、患者を甘やかすな。」
蓮が最もらしい事を言うから、カゴに手出しできなくなってしまった。
「ほら、心菜は何が欲しいんだ。
ついでにお昼も買ってやるから。」
蓮がそう言って、コレか?ソッチか?と聞いて来る。
この3週間の間に、心菜の趣向は読めたらしくどれも好きな物で迷ってしまう。
このコンビニには、病院の食堂で食べられる焼き立てパンも売っていて、患者の中では密かに話題になっている。
「あっ、コレいつも完売のあんクリームパンだ。」
大人気の数量限定パンを見つけて、心菜のテンションが上がる。
それを聞いた蓮は片っ端からあんクリームパンを3個カゴに入れてしまう。
ちなみにさっき迷ってたサンドイッチも2つ入っている事に気付く。
「えっ?私1人でこんなに食べれませんよ。」
そう慌てて言うのに、
「俺も食べるから問題無い。」
と、カゴに入れる手を止めない。
それにしても多いんじゃ無い⁉︎
他のお客様の手前、目立つといけないからあまり大声は出せないし…と、心菜が1人バタバタしていると、やっと蓮は会計を目指してホッとする。
日頃からのストレスで爆買いしてるのかなぁ?
心菜は蓮の後ろを急いで着いて行く。
パンをビニール袋2つ分になるほど大量に買い占めてしまっている。
イートインコーナーには入院患者も含めてざっと10人程はいる。
大丈夫だろうか?
心菜は自分の事のようにドキドキしてしまう。
それなのに当の本人は涼しい顔で、カゴを取りどんどん買い物を始めてしまう。
心菜を振り返って手招きまでして来るから、慌てて駆け寄りカゴを奪おうとする。
「私がカゴを持ちます。これじゃどっちが患者か分からなくなります。」
「駄目だ、俺が持つ。外出はリハビリも兼ねてるんだから、患者を甘やかすな。」
蓮が最もらしい事を言うから、カゴに手出しできなくなってしまった。
「ほら、心菜は何が欲しいんだ。
ついでにお昼も買ってやるから。」
蓮がそう言って、コレか?ソッチか?と聞いて来る。
この3週間の間に、心菜の趣向は読めたらしくどれも好きな物で迷ってしまう。
このコンビニには、病院の食堂で食べられる焼き立てパンも売っていて、患者の中では密かに話題になっている。
「あっ、コレいつも完売のあんクリームパンだ。」
大人気の数量限定パンを見つけて、心菜のテンションが上がる。
それを聞いた蓮は片っ端からあんクリームパンを3個カゴに入れてしまう。
ちなみにさっき迷ってたサンドイッチも2つ入っている事に気付く。
「えっ?私1人でこんなに食べれませんよ。」
そう慌てて言うのに、
「俺も食べるから問題無い。」
と、カゴに入れる手を止めない。
それにしても多いんじゃ無い⁉︎
他のお客様の手前、目立つといけないからあまり大声は出せないし…と、心菜が1人バタバタしていると、やっと蓮は会計を目指してホッとする。
日頃からのストレスで爆買いしてるのかなぁ?
心菜は蓮の後ろを急いで着いて行く。
パンをビニール袋2つ分になるほど大量に買い占めてしまっている。