愛が重くて甘い先輩。
…………
「………莉子。」
先輩の声…?
起きなくちゃ……でも、眠く、て………
「……なんで俺のこと好きになったの、」
目を開くとうっすら先輩の顔が見える。
「顔?金?………何が目当てで?それとも遊び?」
歯を食いしばってる先輩の肩は、震えていた。
「………そんなんじゃ……ない、もん」
そんな顔してほしくないよ、
掠れる声で答える。
悲しそうにしてるところは見たくないな、
先輩の笑顔が好きなのに。
「遊びができるほど…私、モテないし…、器用じゃないし…、……それに、わたし先輩のこと……かっこいいと思うけど…、、それだけじゃないよ……」
頑張って話してたら、………超絶な眠気が……
うぅ……ん、
「先輩の………優しさ……に救われ…たんだ…よ、」