スノードロップ
「おっそーい!」

キラキラなエクステをつけた彼女の髪が揺れた。

あのときの綺麗な茶色の髪は消えている。

ピンクと青の派手な髪に、金色の大粒ラメのエクステ。

「はやく来たらいいのに、彼女の頼みだし。」

横の男は金髪だった。

きれいな肌だ。

とても凛々しい顔つき。

服のセンスもいい。

僕なんかとは段違いだった。
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