スノードロップ
ベッドに横になった。

彼女のことを考えただけで、どうしようもなく疲れていた。

ふう。

目が勝手に瞑っていく。眠い。

枕元のスマホがなった。

また彼女の写真を見て、そこに浮かぶパスコードを打った。

欠伸をして、ふわっと、視界が揺れる。

時計は2時を回っていた。

でんわしていい?起きてる?

と、メッセージが入っていた。

僕に拒否権はなくて、既にスマホは震えていた。
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