才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
お寿司屋さんを出るとゴルフショップと洋服を買いに連れていってもらった。
凛華が練習に出てきたように明日のテストは一教科だけだったからお兄ちゃんとの買い物に行く日にしたのだった。
夕食が終わるとりっくんと少し話してテスト勉強をしたのだった。
期末テストが終わり弓道部は延長練習をすることになった。
愛菜は帰りは迎えに来てくれるらしくてしばらくバスで通学することに……
理久斗はバス停まで朝は迎えに行った。
「りっくん、久しぶりにデートしたいな」
「そりゃ、テストも終わったし、同じ気持ちだけど愛菜にとっては家族と過ごせる大切な時間だから遠慮してた」
「私ね、大会終わったらコース回るからダメな日は早めに言っとかないといけないの、あっ、学校も休むかもだけど、ちゃんと連絡するからね」
「25日は空けてくれてる?」
「うん!」
「どうせなら大会前に愛菜をぎゅーって充電したいな(笑)」
「じゃあ前日の土曜日に制服デートしようよ」
「うん、わかった」
「あのさ……」
「ん?」
「最近、私、わがままじゃない?」
「別に思わないよ、むしろテスト中に後輩を優先してこっちがごめんだよ」
「さっきも私が制服デートなんて勝手に決めちゃったなって一瞬思って……」
「はっきり言ってくれた方が決めやすい、大丈夫、なんなら美人のイメージと可愛いイメージの両方で益々好き」
「りっくん……嬉しい(笑)」
りっくんに早くぎゅーってしてもらいたいな……