才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

「りっくんのせいじゃないよ……思い出してたの、色々、昔の私を憶えてくれてる人がいたんだって嬉しい気持ちと、何だ、続けてないんだって思う人もいるかもって申し訳ない気持ち……」


「うん、ゴルフ好きな人ならそう思うかもだね」


「うん」


「でもね、愛菜の人生なんだから思うように決めていいんだよ?人の意見はどうでもいい、愛菜が楽しい生き方をすれば……」


「…りっくん」


「素直に僕は愛菜と出会えて嬉しい、ゴルフを続けて他の高校に行ってたら会えなかった、これも運命だと思わないかな?(笑)」


「うっ…りっくんー」



愛菜が抱きついてきてくれた。


「僕もちょっとだけ調べたんだ、18歳にならないとプロになれないって、だから愛菜は今、プロで通用する精神力を鍛えてる途中なんだよな、僕がイチャイチャしたい事ばっかり考えてちゃいけないんじゃないかって、テスト前に色々と(笑)」



「ダメじゃん(笑)」


「でも色々知れてよかった」


愛菜をぎゅーっと抱き締めた。


僕は手袋を外して愛菜のほっぺたを久しぶりに触る。


「っ…」


「冷たいかな、ごめん」


愛菜の頬骨をスリスリと親指でなぞる。


愛菜は自分の人差し指を下口唇の下に持っていって口唇を少し前に出すとりっくんがキスをくれた。


愛菜の好きなはむはむのキスをしながらほっぺたもスリスリしてくれている。

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