才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

自分で言うのもなんだけど僕と話すとよく笑ってくれてるんだ。

この間、熱があったのを気づいてから三木さんからの視線も感じる。

最近よく目が合うんだよと友達に話すと、友達には自意識過剰って言われるんだけど、んー、そうかなぁ…


少し緊張しながら学校に着いた。


きっと今日はいい日になるような予感がするんだ。


全くわからないテストを2時間受けて弓道部の全体LINEに自主練の出欠が次々に入る。


三木さんが自主練に参加のLINEを確認して僕も参加のLINEを入れた。


そして三木さんの個人LINEに自主練が終わったら勉強で聞きたい所があるのと少し話もあると送信した。



すぐいいよと返信が来てありがとうと返した。


ふぅ……まずはここまでは予定通り……


深呼吸をして部室に向かう。


1年生も何人か参加していて、僕は1年生を指導する。


2年の女子の参加は2人だった。

1時間半ほど自主練をして終了、部室の鍵を返しに行って校門で待つ。



緊張してきた……


暫く待っていると自転車を押して三木さんが校門にやって来た。



もう1人の女子は電車通学で出る門が違うのも把握済み……


「お待たせ」


「いや、こっちこそ呼び出してごめん」


「全然いいよ(笑)暑いからコンビニのイートイン使う?」


「あっ、そうだね」


僕の予定は学校から少し歩いた所の公園だったが、確かに暑い……考えてなかった。


まあでもコンビニの方が一緒に歩く距離が長くなる。


うん、いい方に考えよう。

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