才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

「あ、やべぇ…凛華先輩の事、すっかり忘れてた、ぜってー、怒ってる」



「僕の為に残ってくれたんだからちゃんと説明すればわかってくれるよ、なんなら僕が説明してもいいから怒ってたら言ってくれよ(笑)」


「なんとか頑張ります」



「響は坂下さんとどうなりたいんだ?」



「そりゃ付き合いたいっすよ、でも今は誰とも付き合わないって言うから俺の出来ることをするだけなんすよ、今度映画のチケットが取れたらデートしてくれるっす」



「映画?」



「はい22日から上映する映画っす」



響はスマホを見せた。



「これっす」


「これ試写会チケットあると思う……」



「えーー!」



「家に帰って見てみようか?」



「お願いします!もし、俺が取ったやつじゃないと意味ないってなったらすいません」



「わかった」


「ちょっ、俺、聞いてくるんで、お先っす」



「お疲れ、ありがとな」



「うっす」




響は走って帰っていった。



時間が遅かったので響は電話にした。



でない……しばらくして理久斗から試写会のチケットの画像が送られてきた。



それを響は凛華に送って返事を待つことにした。




凛華先輩、怒ってんのかなー、でも俺がいつもついて帰ってるだけだから約束をして帰ってるわけじゃないしな……




朝、響が起きてスマホを見ると、寝てた、行きたいと返信が来ていた。



「おー!やった」



すぐに理久斗先輩にくださいと連絡を入れると今日持っていくと連絡が入った。

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