才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「ご、ごちそうさま」
「ん、そこのゴミ箱に入れていいよ」
愛菜は立ち上がってゴミ箱に捨てに行った。
りっくんの所に戻ると隣に座り自然に口唇を重ねた。
角度を変えて何度も何度も……
理久斗は愛菜の身体をゆっくり倒していく。
天井が見えたと思ったらりっくんの顔が近くに寄ってくる。
口唇からは少しそれて首筋に口唇の感触があった。
ちゅっ、ちゅっと軽いリップ音が聞こえた。
愛菜は自分の手を胸に当てる。
ドキドキいってる……
りっくんの口唇が段々下がってきて制服のリボンが外された。
胸の上に置いていた手をぎゅっと握られると頭の横で固定された。
りっくんは愛菜の胸の上に頭を置いた。
「緊張してるね、鼓動が早い」
「だって……」
りっくんは手を離すと頭を持って起こしてくれた。
制服のリボンもつけてくれる。
「由依が帰ってきた、送るよ」
「あ……うん」
手袋をつけているとマフラーを巻いてくれた。
「寒いのに髪切るなんて(笑)」
「だって切りたかったんだもん」
りっくんは自分のコートを持って二人は部屋を出た。
ダイニングには由依ちゃんがいてどこかの箱を開けていた。
「こら、由依、愛菜を送ってくるからそれまでお菓子食うなよ」
「えー、バレた、お菓子~」
「帰ってきたら餃子を焼くから」
「餃子?なら待つ、先にお風呂入るわ、愛菜さん、またね」
「また……」
玄関を出るとここでいいよ、由依ちゃんにご飯してあげてと愛菜が言ったが「もうちょっと一緒にいたい、せめてバス停まで…」
「うん……」
りっくんは手を繋いで歩いてくれた。