才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
凛華の過去
2日後のクリスマスの話をした。
道具は僕の家のを使うからとりっくんの家に行くことにした。
バス停でバイバイをして愛菜は家に帰る。
凛華から仲直り出来た?とLINEが入っていたのを思い出した。
寝不足で寝ちゃってて部活に行けなかったんだってと送った。
「えー」
凛華はいつものファミレスで本堂くんとご飯を食べていた。
「相馬くん、寝てしまってて部活に来れなかったんだって(笑)」
「LINE、理久斗先輩すか?」
「ううん、愛菜、よかった、仲直りできて」
「そもそもケンカじゃないんじゃ?」
「愛菜が可愛いでしょ、ヤキモチ妬くなんてさー」
「いや、妬くでしょ、普通に、あれだけ理久斗先輩がモテたら」
「へー、本堂くんは妬くんだ」
「そりゃもちろん、あっ、明日は俺クラスの奴らと集まるんで送れないっす」
「何よ、人にイヴとかクリスマスの予定聞いたのに自分だって用事あるじゃん」
「そりゃ俺も普通に友達はいますよ、凛華先輩が一緒に居てくれるなら断ろうと思ってたけど、それでも幹事の奴がギリギリまで返事を待ってくれたんで……昨日の夜に行くことにしました」
「明日は午前練習じゃん、集まりは夜じゃないの?」
「昼からです、だから着替えを持って行くっす、部活終わりで駆けつけます」
「ふーん……」
「焼き肉の時に俺、聞きましたよね?」
「考えとくって言ったでしょ」
「ひとこといいよって言ってくれたらよかったすけどね」
本堂くんはドリンクを取りに席を立った。