才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「大変だな」
「慣れた(笑)でも大変なのはプロになってからだよ」
「そっか、愛菜の世界って特殊じゃん?すげー興味ある」
「ほんと?興味持ってくれて嬉しい……あ、いちごー」
愛菜は果物の売場に小走りで行った。
「りっくんどれにする?」
愛菜がとてもはしゃいでる。
可愛い……
レジに並んでいるとりっくんが鞄からエコバッグを取り出した。
「わっ、でっかいね」
「これくらいはないとね、はい、持ってて」
「はい」
りっくんがお会計を済ましている間に愛菜は買った商品を詰めていく。
「りっくん、私もお金出すよ」
「後でね(笑)」
スーパーを出るとりっくん家に今日は行く。
「部活がなければスポンジから作ったのにな」
「でも午前中でよかったね、明日も休みだし、あっ、そんな長居はするつもりはないけど……夕食、私もいいのかな?ご家族の邪魔にならない?」
「大丈夫」
「やばーい、今日はたくさん食べちゃうかも」
「いいよ、愛菜たくさん食べるって言ってたもんね」
「うん、今はちょっとスカートがきつくて(笑)スラックスにしてるのもちょっとは理由があるの(笑)内緒ね」
「なるほど、お腹を隠すためか」
「言わないでー(笑)寒いのが苦手って事にしてるのにー」
「僕にはいいだろ」
「うー、いいけど…恥ずかしいんだからね」
「わかってるって、でも愛菜は姿勢がよくなったからお腹より胸が目立って僕は心配なんだよ」
「姿勢がよくなるために弓道やってるのもあるよ」