才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
理久斗は愛菜がゴルフをしていると知ってからテレビをよく見るようになったと話した。
父親がたまに見ていたのは知っていたが最近は時間があえば一緒に見てるらしい。
「夏は本当に心配、男子の目が愛菜を見てると思うと、ゴルフウェアも短いの着るじゃん?」
「まあスポンサーがつけばいいけどね、お客さんも大事だし、見せることも必要にはなってくるよね、まだ今じゃないけどね」
「でもウェアはどこのメーカーもカッコいいよな」
「そうね、あ、今日は服持ってきたのはゴルフウェアだよ」
理久斗に制服は汚れたら困るから楽な服を持ってきておいてと言われていたのだ。
理久斗の家に着きダイニングに買ってきたものをおろす。
「愛菜、僕は冷蔵庫に入れるからその間に僕の部屋で着替えておいで」
「あ、はーい」
愛菜は理久斗の部屋に入った。
相変わらず部屋は片付いている。
机の横に鞄を置き服を出して着替えた。
ん?りっくんの机の上にはたくさんのアクセサリーが並べられていた。
え?もしかしてクリスマスプレゼント?
いや、でもプレゼントはなしでって言ったし、プレゼントなら袋に見えないように包んでるはず……
バタバタと階段を駆け上がる。
「愛菜、開けていい?」
「いいよ」
机の横に立っていた。
「あ、見た…よな?」
「うん、可愛いね」
理久斗はベッドに倒れ込んだ。
「もー、僕はやっぱり愛菜に関してはかっこがつかない」
「ん?どういう事?」