才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
高校に入り弓道部に入部すると、話しかけられても私の性格を知った凛華が話しやすいようにうまくかわしてくれて、なんとか弓道部員の男子とは少しは話せるようになっていた。
そんな恥ずかしがりやの私が何故相馬くんの告白をOKしたのか……
当然1年生で入部した時に名前と顔は知っていたけど特に1年生の時は普通の部活仲間だった。
2年生になると少し気になる存在になっていたのだ。
相馬くんはいつもニコニコしている印象がある。
一番のきっかけはやっぱり熱に気づいてくれたことが大きいんだけど、先輩の頼まれ事や後輩に対する面倒見のよさ、弓道部員の中でも凄く目立ってきていた。
私が目で追うようになってからの視線が合う回数の多さ、最近よく目が合うなと思っててと凛華に話すとそれは愛菜も見てるからじゃない?と言われた。
そっか……なんとなく自覚をしてきた頃に変わった告白、相馬理久斗という人を知りたいと思ってOKをしていた。
今までの告白とちょっと違い、最初は英語での文章告白だったけど、それがまた面白くて、そして、私だけに頬を触るのかはっきりとした事もいつか聞いてみたくて……
帰り際に相馬くんは明日から一緒に帰りたいとコンビニで言った。
「明日から?」
「うん、僕が歩きだからそこの公園で少し話して帰りたいなって……無理かな?あっごめん、僕が彼氏って恥ずかしいなら隠したいかな?勝手に決めて本当にごめん」