才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
リビングのソファにもたれると理久斗は愛菜の肩に手を回して軽く抱き締めた。
愛菜は引き寄せられて理久斗の胸に頭をつける。
そうだと理久斗は一度立ち、テレビをつける。
「インタビューの番組見た?」
「あっ、見てない……」
「一緒に見ようか」
「うん!」
二人は街頭インタビューのテレビを見た。
「やっぱり恥ずかしいね(笑)」
「でも愛菜が一番可愛い……家族も見たんだけどさ、僕にはもったいないって親に言われた(笑)」
「え、そんなことないよ、りっくんモテるし、私、録画予約もしてなくてすっかり忘れてた……ごめんね」
「いいよ、気にしなくても……」
「私…りっくんの彼女でいいのかな……」
「もちろん!え……不安にさせてる?」
「色々な感情がたくさんあって…りっくんと付き合いだしてから何か自分が変わったのね、言葉では上手く言えないけど……」
「そうだね、愛菜は表情豊かになってきたよね、いつも冷静で美人で、うーん日本人形みたいだった」
「日本人形?」
「うん……でも僕はそういう雰囲気に惹かれたのも事実だし、それから気になり始めたんだけど、話すと真っ赤になるギャップもますます僕はたまらなく好きでさ(笑)なんなら時々冷たくてもいいなんてって……あっ」
理久斗は自分の口を手で押さえた。
「りっくんてMなの?」
「さぁ(笑)どうかな」
「怒らないもんね」
「まあ……」
「私……多分、超わがままだよ?」
「全然大丈夫だよ、慣れてる」
「ん?」