才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「やっぱり可愛いなぁ」
顎を軽くあげられるとかぷっと下口唇を軽く噛まれる。
愛菜の好きなはむはむのキスをしてくる。
んっ、やっぱりこれ好き……
理久斗は愛菜の頭を自分の左腕に置いた。
「僕のわがままは愛菜に触れたい、それで十分だから……」
「りっくん……」
理久斗の大きな手が愛菜の頬を触る。
ちゃんと鼻で息してねと言われるとりっくんの舌が入ってきた。
「ふっ、んっ……」
愛菜の手が理久斗の服を掴む。
愛菜の呼吸が荒くなったのを見て理久斗は口唇を離した。
ハァハァと愛菜の呼吸が聞こえる。
ポンポンと頭を撫でて理久斗はダイニングに行った。
「はい、お水」
「あ、ありがとう」
ペットボトルのお水を蓋を開けて渡してくれた。
「何か……しい…」
「え?何か言った?」
ゴクゴクと一気に水を飲む愛菜。
「悔しい…私はキスだけでもいつも恥ずかしくて赤面しちゃうのに、りっくんはいつも余裕そうだもん」
「そんなことないよ、僕もいつも緊張するよ」
「ほんと?」
「うん、だから愛菜がぎゅーしてとかはむはむしてとか言ってくれると凄く嬉しいし、助かる、愛菜の嫌がる事はしたくないからさ」
「じゃあ、悔しくない、ありがとう(笑)」
ご飯の炊けた音がした。
二人はダイニングに行き竜田揚げを作る。
「きゃあ、はねる」
「大丈夫?ゆっくり入れなよ」
「うん」
愛菜が竜田揚げについている間に理久斗はサラダを作った。