才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「ゴルフ以外の友達が欲しかったんだよね、どうしてもゴルフの話になっちゃうから、弓道もすごく楽しいよ、りっくんていう彼氏もすごく優しい(笑)いい経験をさせてもらってる、クリスマスに彼氏と過ごせるのなんて素敵だと思うよ」
「僕だって愛菜と付き合えるなんて思わなかったから凄く嬉しいよ、なんかポンコツな告白だったけど、凄く楽しい」
「ふふっ、でもそういう所も楽しい人だと思ったの、だからりっくんの事をもっと知りたくて」
「僕だってまだまだ愛菜の事は知りたいよ」
「じ、じゃあ…私にもっとりっくんと仲良くなる事を……教えて?」
愛菜は理久斗の首に手を回した。
「本当にいいの?」
「私だってもっとラブラブしたいと思ってるよ」
ちゅっ…僕は愛菜に軽くキスをした。
「先に僕の部屋にあがってて」
「うん」
急いで風呂を洗いバスタオルを持って一階の電気を切って二階にあがった。
理久斗が階段を上がると愛菜が電話をしている声が小さく聞こえた。
3日には私は帰るからと聞こえて声がしなくなったからドアを開けた。
「電話してた?」
「うん、お兄ちゃんから…わざとだよ、お兄ちゃんは彼氏がいるって知ってるから」
「そっか、心配なんだね」
でもお母さんにも25日は予定入れないでって早めに言ったからなんとなくは気づいてるとは思うよと愛菜が話してくれた。
「年末年始の予定を言ってきたの、帰ってからでもいいのに……30日から10日まで合宿するって言うから3日に帰るって言ったの、さすがに年明け最初のテストは落としたくないしね」