才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
やっぱり緊張してきた。
愛菜は自分の胸を両手で押さえた。
りっくんの手が肩に触れる。
いつも触れられている手なのに肌を触られるとドキドキする。
でも強引じゃない……優しくブラのひもをおろしてくれて愛菜の下着は外されてしまった。
暗いのに恥ずかしい、でも私の顔色はりっくんには見えない。
りっくんはまた軽く抱き締めてくれて私の頬にりっくんの頬が触れた。
「やっぱり…顔が熱い、顔赤いよね、愛菜……ちゅっ」
首筋にキスをされる。
「赤いよ、でもりっくんには見えないでしょ?」
「電気をつけてもいいの?」
「やだ!」
「だろ?(笑)……優しくするから、何でも言って…ちゅっ、ちゅっ」
りっくんのキスが胸まで下がってきた。
「愛菜、僕の頭をなでてよ」
「うん」
ぎゅっと胸を揉まれる。
「キャッ」
あ、頭を撫でるってことは私の手が胸から外れるんだ……
んっ、りっくんはやっぱり慣れてる……
後頭部に手を添えてくれて愛菜はゆっくり横になった。
ギシッギシッとりっくんも体勢を変えているのがわかる。
でも……
愛菜は理久斗の頭を撫でた。
「りっくん…」
「ん?」
りっくんは胸にキスをするのをやめて隣に来てくれた。
「怖い?やめる?」
理久斗は愛菜を抱き締めた。
「無理しなくていいよ」
「無理はしてないよ、恥ずかしいけど…あの、あのね」
「うん」
愛菜は上半身を起こした。
深呼吸をしている。
「電気をね……」
「電気は愛菜が恥ずかしがりやだから…恥ずかしいだろ?最初は」
愛菜は固まっていた。