才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

「どうでした?」


「朝よりは声が元気そうだったわ」


「よかったすね、今日理久斗先輩達って何してるんすかね?」


「聞かなかった…」


「えー、何話したんすか?」



「それは言えないよー」



「じゃあ、俺らは楽しみましょう」



「もちろん!」



凛華は笑顔を見せた。



うっ…凛華先輩、可愛いー






愛菜は家に戻り庭でゴルフの練習を30分ほどしてシャワーを浴びた。



さてと……



愛菜はキッチンでスマホを見ながら何かを作りだした。



私もりっくんに何かしたい……







理久斗はスマホをじっと見ていた。




愛菜から連絡がない……



もうすぐ12時がくるんだけど、待つことしかできない、昼ごはんどうしようか、作っておくべきかな?



連絡してみようか……




文字を打っていると愛菜から連絡が来た。



もうすぐ着くからねと…



バス停まで迎えに行こうかな、理久斗は上着を取りにあがり玄関を出た。




道路に出ると咲優にばったり会った。



「理久斗」



「咲優……久しぶりだね」



「そうだね……出かけるの?」




「どうしようかと思って玄関を出たんだけど……」


「何?(笑)」



「いや、待てなくて…」



「理久斗が待てないって彼女?」



「…まぁ」




「どんだけ待たしてんの(笑)」



「朝から…かな、あっ、咲優、母さんから聞いたけど家出んの?」




「あー、そうね、専門学校に行くのよ、隣の市だから一人暮らしをしようと思ってね」




「そっか、まあ咲優は料理もできるし掃除もするし大丈夫だろ、変な男だけには気をつけて…」

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