才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
動揺
「年末までの部活練習が終わったら行くのか?」
「そうね29日の朝に帰ってきて30日の夜に出ると思う、りっくんはどう過ごすの?」
「んー、ばあちゃん家に行くくらいかな、あと2日の日には通っていた道場で射るよ、叶多も一緒にな」
「へぇ~、そんな行事があるんだね」
しばらく話をして、愛菜は帰ることに……
「送るよ」
「大丈夫よ、今日は出なくていいから(笑)」
「いや、、もう外は暗いし、占いより愛菜を送る方が大事だよ」
「りっくん…今キュンてなったよ」
愛菜は理久斗の優しい言葉でそっと理久斗にハグをした。
理久斗はギューっと返してくれる。
結局バス停まで送ってもらうことにした。
理久斗は愛菜を見送ると帰りにコンビニに寄った。
店に入ると「あっ」
「理久斗、また会ったね」
「咲優……まあ最寄りのコンビニだから会うこともあるだろう」
「そうね」
「今日、バイトは?」
「帰りよ、今日は昼からだったから」
「あー、あの時バイトに行くところだったのか」
「そうよ…理久斗はデートの帰り?」
「バス停まで送っていった帰り」
「理久斗は相変わらず優しいね~」
「そうかな、普通だよ」
あれ?何か普通に喋れてるな。