才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「理久斗、もっとぎゅっとしてよ、激しくしてよ!んっ、もっと!」
「……うん、ハァハァ」
咲優の家は小学生の時に両親が離婚、母親は介護施設で働いていて、夜勤もある。
その夜勤の時にいつも呼ばれていた。
「ハァハァ……理久斗は優しいね……ちゅっ」
その言葉が何故かひっかかったのは理久斗が中学3年の12月下旬頃だった。
誰かと比べてる?
もう一度咲優を抱きながら考えていた、最近体の要求も多いし積極的だなぁ。
クリスマスは理久斗の塾もあったけど、咲優もバイトがあり、その後バイト仲間とクリスマスパーティーをするから会えないとLINEがきていた。
了解と返事をしたが帰った時間を後で聞いたら2時と言った。
いくらなんでも高校生をそんな時間まで帰さないのはおかしいし、焼肉屋でバイトをしていた仲間には当然大学生とかもいるはずで…
服を着ると咲優に尋ねた。
「咲優はさ、どこからが浮気?」
あきらかにビクッとした。
「何でそんな事を聞くの?Hしたばかりじゃん、浮気なんてしないよ」
「……そうか、ごめん」僕の顔を見て言って欲しかったな
浮気をしてると確信したが、もうすぐ僕は大事な受験がある。
終わるまでは……
A学園の試験は他の私立より早い受験日程で、僕は考えないようにして1月の下旬に試験を受けた。