才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
遊園地
「相馬くんじゃなきゃとっくに強引にやられてるかもね」
「ねー、私もそう思うよ、凛華は本堂くんとそういう風にならないの?」
「ん?」
「ん?」
愛菜がじーっと凛華を見ると凛華が目を反らした。
「ちょっとー、いつから?」
「……昨日…かな?」
「昨日って遊園地行ったじゃん」
「そうよ、朝早くて眠かったのよー(笑)」
「それは知ってるし、話してよ……」
「だから、朝早起きしたからね……」
凛華は愛菜の電話の後、開園になり待っている間に乗りたいものを本堂くんとチェックをしていた。
「ねえ、何時までここで遊べるの?」
「閉園までいいっすよ」
「でも、掃除しなきゃなんでしょ?」
「20時閉園で2時間も掃除にはかからないから……まあ、最終の電車に間に合えば……好きなだけ遊びましょう」
「じゃあ、最初からとばしていい?」
「いいっすよ、俺も遊園地好きなんでいくらでも付き合います!」
「嬉しい、今までで一番テンションあがるかも(笑)」
最初から絶叫系の乗り物をできるだけ回り、写真もたくさん撮った。
昼食の後は少し休憩でお土産をゆっくり見ていく。
「何か欲しいものある?連れてきてくれたから買ってあげるよ」
「えー、欲しいものつってもカップルじゃないんすから理久斗先輩達みたいにお揃いでつけれないじゃないすかー」