才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「そんな事ないです、魅力的すぎて」
「パンツ姿の人に言われちゃった(笑)」
「あっ、すいません、寝てるのが可愛くて、すぐ履きます」
「ねぇ」
凛華の手が響の頬に当てられた。
響の顔は真っ赤になった。
「観覧車の時、何を考えていたの?」
「別に…」
「正直に言ってよ」
「凛華先輩と次に乗ることあるのかなって……」
「……それは私を諦めて別の子と付き合うの?」
本堂くんは黙っている……5分ほど沈黙の時間が流れた。
「……まだ……諦めないすけど……凛華先輩モテるし、いつまでも俺がひっついてたら彼氏とか出来ないって……いつ言われるか最近考えるようになって……」
ポツリポツリと言葉を選んでいるようだ。
そんなの、本当に嫌ならちゃんと言うしといって少し拗ねた。
ズボンを取ろうとすると両手で頬を挟まれた。
先輩から目を反らす。
「ちゃんと見てよ」
「恥ずかしいっす」
「ねぇ、教えて、電車で会った子に告白された?」
響はまた目を反らせた。
「響?正直に……」
響は頷いた。
「それで私よりあの子がいいの?」
凛華の顔がゆっくり近づいてくる。
「こ、断りました、好きな人がいるって」
「好きな人?って?」
「っ、近いす」
「ねぇってば」
凛華は響の太ももにまたがった。
…っ、きちい……
「言ってよ」
「凛華先輩ですよ、勘弁してください、俺の気持ち知ってるくせに……」
「で……このままでいいの?」