才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

響はそっと両手でウエストを挟んだ。


「女の人って柔らかいんすね、細いけど肌自体が……」


「ん……響、しようか」


「いいんすか?俺と付き合ってくれるんすか?」



「ふふっ、私を気持ちよくさせたら付き合ってあげる」



響は凛華をベッドに抱えあげた。



「…くっ…頑張ります」



「先輩って言わないでね」



「凛華さん?」



「もっと可愛く呼んでよ」



「凛ちゃん」



「うん、響、きてよ」



「凛ちゃん……凛ちゃん」



響はむさぼるようにキスを落としていった……









ハアハアハア…


「走れる?凛ちゃん」



「きつっ」


2人は走ってギリギリ最終に間に合った。



「ハアハア、焦ったー」


「久々に全力で走ったわ…ハアハア」



響は凛華の手を握って座席に座った。


「ごめん、俺がモタモタしてたから…」



「響だけのせいじゃないし」



「ちゃんと部活と家では切り替えるから」



「そうね、それがいいと思う」



お喋りしているとあっという間に最寄り駅に到着していつも通り凛華を家まで送って長い1日が終わった。








「これ、愛菜にお土産」


「ありがとう…って、じゃあ凛華は本堂くんと付き合ってることは秘密にするの?」


「うん」


「私にあれだけ言ったのに」



「それは相馬くんのモテ方と愛菜達は同級生でしょ、うちらは学年が違うし私が年上だよ?響が遊ばれてるって思われるの嫌だもん」


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