才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
覚悟
次の日の朝5時に目が覚めた愛菜はランニングに行った。
帰ってシャワーを浴びる。
今日話さないと明日は家族が帰ってくる。
気持ちも切り替えなきゃいけない。
もしりっくんが咲優さんを選ぶなら私はりっくんの事は諦めなきゃならない……
私には幼なじみはいないから小さい頃からの月日の重ねてきた事はわからない。
化粧水をたっぷりと浸してパンパンと頬を叩いた。
りっくんからは朝のLINEはきてなかった。
愛菜も送らずに今日は自転車で行くことにした。
どんな結果になっても泣かない!
午前の練習が始まった。
りっくんがいない……
相馬先輩、遅れてくるって男子が言ってたと一年の後輩が話しているのが聞こえた。
休憩に入るとりっくんの姿が見えた。
愛菜は一度部室に戻っていた。
りっくん寝れてないんじゃないかなぁ……
同じ休憩時間だった紗英に戻ろうと声をかけられて道場に戻った。
「愛菜、元気ないね」
「そう?私寒いのが苦手なの……」
「じゃあ何で髪の毛ショートにしたのよ」
「ほんとだ(笑)」
私…笑えてるかな?
部活が終わるとりっくんから門で待ってると連絡が来ていた。
愛菜は自転車を押して門に行った。
2人はいつものように公園に行く。