才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
3日に帰ってきたら連絡を入れるねと愛菜は言った。
「りっくん、今はお互い違う事をする時期だと考えて、私だって寂しいよ、りっくんが優しいのわかってるからね、私には咲優さんの家同士の関係性はわからないけど、りっくんと私は両想いだからね」
「……わかった…っ……ごめん」
愛菜は少し泣き虫な理久斗を立ち上がって抱き締めた。
「帰ろうか、りっくんもご飯をしっかり食べて寝てね、ほら立って、明日は多分車で迎えにきてくれるから一緒に帰れないからね」
「…わかった」
2人は公園を出た。
凛華と響はいつものファミレスでお昼ごはんを食べていた。
「理久斗先輩…調子悪そうだった」
「そうね」
「昨日、愛菜先輩と家に行ったんじゃなかったっけ?」
「行ったけど…まあ話せないわ、ごめん」
「ん、いいよ」
食事が終わるといつものようにフリードリンクコーナーから凛華のために持ってきてくれる。
今日はカルピスの気分と言っておいた。
「凛ちゃん、ちょっと聞いてもいい?」
「何?」