才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「理久斗先輩って愛菜先輩と付き合う前に自分には高嶺の花だとか、才色兼備だから頭では敵わないとかよく言ってたんですよ」
「まあ、愛菜は頭もいいし、美人だしね」
「俺ら一年でも理久斗先輩が愛菜先輩の事が好きなんだなってわかるくらいだったんです、でも、そもそも理久斗先輩もこの学園に入ってる時点で頭いいじゃないですかー、県で1、2を争う進学校な訳で…理久斗先輩て一年の時ってあんなにモテたんですか?」
「一年の時ってもっと目立たなかったかなー、自分等の代になってから気が利いたり優しさが目につくようになったりかな、クラスの方は特進とは校舎が違うからわかんないけど特進でも二年になってからよく好きとか聞くようになったんだよね、それを考えると愛菜に似合う男になろうと思ってたのかなぁ」
「へぇ、じゃあ俺の彼女も才色兼備で高嶺の花なんで俺も自分磨きしないとですね」
ニコッと凛華に笑いかけた。
「……私は別に相馬くんの事は好きになってないから真似してもダメよ?」
「じゃあどんな男が好みですか?俺も凛ちゃんに釣り合う男になりたい」
「何もないよ、一緒に遊園地行ってくれたり、迷子を見つけたり、ジュース持ってきてくれたり、普通の事が嬉しいの、あっ、浮気だけは絶対に許さないからね!」
凛華は浮気だけはの所を強い言葉で言った。