才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

凛華からのいきなりの電話に愛菜はびっくりしていた。


「うーん、私も年末年始は家族との予定があるのね、それは避けられないのよ、咲優さんの大変さを聞いたらりっくんは絶対ほっておく事はできない人なんだもん、見放すりっくんは想像できないし、逆に冷たい人だと思うのも嫌じゃん」



「それで元サヤに戻ったらどうすんの?」



「それは……仕方ないよ」


「愛菜はそれでいいの?好きなのに別れるの?」



「まだ別れてないよ!どっちにしても3日までは私は日本にいないから帰ってきたら考えようって話したの」



「好きなら別れちゃだめだよ、まあ愛菜なら相馬くんじゃなくてもいい人はたくさんいるよ」



「だから別れてないってー」



「あ、そうだ……」




凛華は響が愛菜がゴルフをしてたことを知ってた事と、家が見たい事を告げた。



「じゃあ、また明日ね、バイバーイ」



はぁ、凛華の方がラブラブじゃん、あれだけ男なんてとか言ってたのにさ、何かふっきれたんだろうね、それはきっと本堂くんのおかげなんだろうなー。



「もー」



愛菜はスーツケースをぼこぼこ叩いた。


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