才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
しばらくすると凛ちゃんの家族が帰ってきた。
俺は挨拶をして夕食を食べて帰ることに。
お姉さんの彼氏が駅近くのホテルに泊まるというのでお父さんの車に乗せてもらい、途中で降ろしてもらった。
医者をしているお父さんは俺とお姉さんの彼氏さんにわがままな娘をよろしくと言ってくれた。
彼氏さんと顔を見合わせて笑ってしまった。
年も明けて1月3日、理久斗は空港に来ていた。
昼の便で到着すると愛菜から連絡が来ていた。
帰ったらお土産を持っていくと書いてあったが待ちきれずに来てしまった。
到着のアナウンスがあると出てくるゲートの番号を確認して待つ。
帰省ラッシュで人がたくさんいた。
でもすぐ見つけれるんだよな。
愛菜と光流くんだっけ?
2人が話しながらおりてきた。
「ねぇ、バカじゃないの?何でうちの住所にしてんのよ」
「仕方ないだろ、みんな同じかと思ったんだから」
「ちゃんとお兄ちゃんに日程を聞いてなかったの?あ、りっくんー」
どうやら見つけてくれたようだ。
「おかえり」
「ただいまー」
愛菜は走ってきてくれた。
「りっくん、聞いてよ、光流くんたらね、そのまま東北に帰ればいいのにこっちのチケット取ってたんだよ、クラブもうちの住所を書いてんの」