才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
どうするかな……
「とりあえず、ずっと空港にいてもな、愛菜ん家に行こうか」
理久斗が提案した。
愛菜のスーツケースを当たり前に持ち、タクシー乗り場に歩いていく。
「タクシー?バスじゃないの?」
「バス乗場並んでるだろ?」
「ほんとだ」
「だからスーツケース2つもあったら迷惑だからタクシーでいいだろ?」
「うん、お金は私が出すからね、親から預かってきてるから」
ニコッと今年初めての愛菜の可愛い笑顔が見れた。
理久斗は愛菜の頭を引き寄せた。
「会いたかった…愛菜の笑顔が見れて、今年最初のご褒美みたいだ」
「りっくん……元気だった?」
「うん」
「よかった」
トイレに行っていて後ろからついてきていた光流は愛菜を見ていた……
愛菜の家に着くと「光流くん、コーヒーお願いね」
「はいはい」
理久斗と愛菜は二階にあがっていった。
あーあ、どうせイチャイチャするんだろうな……
愛菜の部屋に入ると愛菜から抱きついてきた。
「ちょっと待って」
理久斗が止めた。
「えー」
「スーツケースくらい置かせろよ(笑)」
「あっ、ごめんなさい」
理久斗が荷物をおいて両手を広げると愛菜は首に手を回してキスをした。
「んっ……」
角度を変えて何度も何度も……
「りっくん……」
「愛菜…大好きだよ」
「私も……」
下から冷めるーと光流の声がするまでキスを交わしていた。